![]() 金属酸化物を使用する大容量ワンタイムプログラマブルメモリセル
专利摘要:
不揮発性メモリデバイスをプログラムする方法は、(i)少なくとも1つの金属酸化物と直列接続されたダイオードを含む不揮発性メモリセルを準備するステップと、(ii)金属酸化物の抵抗率状態を最初の状態から2番目の状態に変えるために最初のフォワードバイアスを印加するステップと、(iii)金属酸化物の抵抗率状態を2番目の状態から3番目の状態に変えるために2番目のフォワードバイアスを印加するステップと、(iv)金属酸化物の抵抗率状態を3番目の状態から4番目の状態に変えるために3番目のフォワードバイアスを印加するステップと、を含む。4番目の抵抗率状態は3番目の抵抗率状態より高く、3番目の抵抗率状態は2番目の抵抗率状態より低く、2番目の抵抗率状態は最初の抵抗率状態より低い。 公开号:JP2011508360A 申请号:JP2010540628 申请日:2008-11-05 公开日:2011-03-10 发明作者:クマー,タンメイ 申请人:サンディスク スリーディー,エルエルシー; IPC主号:G11C13-00
专利说明:
[0001] 本発明は、不揮発性メモリアレイに関する。] 背景技術 [0002] 関連出願への相互参照 本願は、2007年12月27日に出願された米国特許出願第12/005,277号(特許文献1)からの利益を主張し、その全体があらゆる目的のために本願明細書において参照により援用されている。] [0003] デバイスの電源が切られても、不揮発性メモリアレイはそのデータを保持する。ワンタイムプログラマブルアレイでは、各メモリセルを初期の非プログラム状態で形成して、プログラムされた状態に変えることができる。この変更は恒久的であり、そして、そのようなセルは消去可能ではない。他のタイプのメモリでは、メモリセルは消去可能であり、何回も書き直すことができる。 セルは各セルが実現できるデータ状態の数だけ異なる状態にすることもできる。供給された印加電圧の下でのセルを通過する電流、またはセルの中のトランジスタのしきい値電圧などのように、検出することができるセルの何らかの特性を変更することによって、データ状態を保存できる。セルのデータ状態はデータ「0」、またはデータ「1」などの識別可能な値である。] [0004] 消去可能、またはマルチ状態のセルを実現するための何らかの解決法は複雑である。例えば、フローティングゲートとSONOSメモリセルは、電荷を蓄積することによって動作し、蓄積電荷の有無、または量がトランジスタのしきい値電圧を変更する。これらのメモリセルは、現代の集積回路の競争力に必要とされる微小寸法で製造し、動作させることが比較的難しい三端子素子である。 他のメモリセルでは、カルコゲン化物のような比較的エキゾチックな素材の抵抗率を変えることによって、動作させられる。カルコゲン化物は動作させるのが難しく、ほとんどの半導体生産施設に挑戦を呈上することができる。 このように、構造的に半導体材料を使用することで形成された消去可能またはマルチ状態記憶のセルを持った不揮発性メモリアレイは、容易に小型にスケーリングでき、そして、1ビット/セルを越える(すなわち、2ビット/セル以上の)容量を持っていることが望ましい。] [0005] 米国特許出願第12/005,277号 米国特許出願第11/125,939号 米国特許出願第11/395,995号 米国特許出願第11/148,530号 米国特許出願第10/954,510号 米国特許出願第10/185,508号 米国特許出願第09/560,626号 米国特許第6,055,180号 米国特許出願第11/125,939号 米国特許出願第11/395,995号 米国特許第5,915,167号] 先行技術 [0006] Sim et al.,IEEE Electron Device Letters, 2005, 26, p. 292 Lee et al., IEEE Electron Device Letters, 2005, 26, p. 719 Sakamoto et al., Applied Physics Letters, 2007, 91, p. 092110-1] [0007] 本発明の実施形態では、不揮発性メモリデバイスをプログラムする方法を提供し、この方法は、(i)少なくとも1つの金属酸化物と直列接続されたダイオードを含む不揮発性メモリセルを準備するステップと、(ii)金属酸化物の抵抗率状態を最初の状態から2番目の状態に変えるために最初のフォワードバイアスを印加するステップと、(iii)金属酸化物の抵抗率状態を2番目の状態から3番目の状態に変えるために2番目のフォワードバイアスを印加するステップと、(iv)金属酸化物の抵抗率状態を3番目の状態から4番目の状態に変えるために3番目のフォワードバイアスを印加するステップと、を含む。4番目の抵抗率状態は3番目の抵抗率状態より高く、3番目の抵抗率状態は2番目の抵抗率状態より低く、2番目の抵抗率状態は最初の抵抗率状態より低い。] 図面の簡単な説明 [0008] メモリアレイ中のメモリセル間の電気的絶縁の必要性を示す回路図である。 本発明の好適な実施形態に従って形成されたメモリセルに関する斜視図である。 図3(a)〜3(b)は、メモリセルの2つの実施形態を示す側面断面図である。 図4(a)〜4(d)は、本発明の実施形態による代替のダイオード構成を示す図式的側面断面図である。 フォワードバイアスでセルにバイアスをかけるバイアス法を示す回路図である。 最初の状態1から2番目の状態2へ、2番目の状態2から3番目の状態3へ、そして、3番目の状態3から4番目の状態4に変成しているメモリセルの確率プロットを示した図である。] 図3 図4 実施例 [0009] 電気パルスを印加することによって、ドーピングされた多結晶質シリコン、またはポリシリコンで形成された抵抗器の抵抗値を、安定した抵抗状態の間で調整できることが知られている。そのような調整可能な抵抗器は部品要素(素子)として集積回路で使用されている。 しかし、ポリシリコン抵抗器のメモリアレイを生成することは困難を呈する。抵抗器が大容量クロスポイントアレイのメモリセルとして使用される場合、選択されたセルに電圧が印加されると、アレイ全体の半選択されたセルと選択されていないセルを通して不必要な漏洩が発生することがある。例えば、図1において、選択されたセルSをセットするか、リセットするか、またはセンスするためにビット線Bとワード線Aの間に電圧が印加されると仮定すると、電流は選択されたセルSを通して流れようとする。しかし、いくつかの漏洩電流が代替経路、例えば選ばれていないセルU1、U2、およびU3を通して、ビット線Bとワード線Aの間を流れることがある。そのような多くの代替経路が存在することがある。] 図1 [0010] ダイオードを含んで各メモリを形成することによって漏洩電流は大幅に低減できる。ダイオードには非線型I−V特性があり、ターンオン電圧以下では非常に少ない電流流動を、そしてターンオン電圧以上では実質的にさらに高い電流流動をさせる。一般に、ダイオードは別の方向よりも簡単に一方向に電流を通過させる一方向弁としても動作する。このように、選択されたセルだけがターンオン電圧以上で順方向への電流をかけられることを保証するバイアス法が選択される限り、意図しない経路(図1のU1−U2−U3スニークパス(漏れ経路)など)に沿った漏洩電流は大いに低減できる。] 図1 [0011] この議論では、高い抵抗率状態から低い抵抗率状態への遷移はセット遷移と呼ばれ、セット電流、セットまたはプログラミング電圧、セットまたはプログラミングパルスにより影響を受ける。一方、低い抵抗率状態から高い抵抗率状態への逆遷移はリセット遷移と呼ばれ、ダイオードをプログラムされていない状態にするリセット電流、リセット電圧、またはリセットパルスにより影響を受ける。] [0012] 好適な実施形態として、メモリセルは円筒形の半導体ダイオードを含んでおり、円筒形の金属酸化層または膜と連続的(直列)に配置されている。図2に示すように、ダイオードと膜は2つの電極の間に配置されている。酸化層または膜の数は1つに制限される必要はない。例えば、それは2以上でも可能である。所望であれば、ダイオードと金属酸化膜は円筒形以外の形を持つものであってもよい。ダイオードと金属酸化物を含むメモリセルの設計の詳細な説明に関しては、例えば、本願明細書において参照により援用されている、2005年5月9日に出願された米国特許出願第11/125,939号(Hernerらによる米国公開特許出願第2006/0250836号に対応)(特許文献2)、および2006年3月31日に出願された米国特許出願第11/395,995号(Hernerらによる米国公開特許出願第2006/0250837号に対応)(特許文献3)を参照されたい。本発明の好適な実施形態では、メモリセル中で金属酸化膜は抵抗率スイッチ要素として、ダイオードはステアリング要素としての役目を果たす。] 図2 [0013] 図2は、本発明の好適な実施形態に従って形成されたメモリセルの斜視図を示す。底部導体101は導電性の素材、例えばタングステンで形成され、最初の(1番目の)方向に延在する。底部導体101にTiN層などのバリア層と接着層を含んでいてもよい。半導体ダイオード110は、図4(a)と4(d)に示されているようにこのダイオードの配置方向性を逆にすることもできるが、重度にドーピングされたn形領域底部112、意図的にはドーピングされていない真性領域114、重度にドーピングされたp形領域頂部116を具備する。配置方向性にかかわらず、そのようなダイオードはpinダイオードまたは単にダイオードと呼ばれている。金属酸化物層118は、例えば図3(a)と3(b)に示されているように、ダイオードの上、または、p形領域116の上、または、ダイオード110のn形領域112の下に配置される。頂部導体100は、底部導体101と同じ方法、同じ素材で形成してもよく、最初の方向と異なった2番目の方向に延在する。半導体ダイオード110は垂直に底部導体101と頂部導体100の間に配置される。ダイオードはシリコン、ゲルマニウム、またはシリコンゲルマニウム合金などのどのような単結晶、多結晶、またはアモルファス半導体素材を含むものであってもよい。] 図2 図3 図4 [0014] 好適な実施形態では、ダイオード110は3つの異なった領域112、114、116を含む。この議論では、図2と図3(a)〜3(b)に示されているように、意図的にはドーピングされない半導体材料の領域は、真性領域114と記述されている。しかし、実際には真性領域が低濃度のp形またはn形ドーパント(不純物)を含むかもしれないことは当業者によって理解されるはずである。ドーパントが隣接しているnまたはpでドーピングされた領域から真性領域に拡散したものであるかもしれない(112と116、それぞれ図3(a)と3(b))、または、前工程のデポジションからの汚染によりデポジション処理の間に、デポジションチャンバ内で存在したものであるかもしれない。デポジットされた真性半導体材料(シリコンなど)がnによってわずかにドーピングされているように動作する欠陥を含むことがあるかもしれないことがさらに理解されるはずである。シリコン、ゲルマニウム、シリコンゲルマニウム合金、または他の半導体材料を形容するための「真性」という用語の使用は、この領域がドーパントを全く含んでおらず、そのような領域が電気的に完全に中立であるということを意味しているわけではない。ダイオードは記述したようなpin構造に制限される必要はなく、むしろ、図4(a)〜4(d)に示すように、ダイオードはそれぞれ異なった組成(濃度)のドーパントの、異なった領域の組み合わせを含むことができる。] 図2 図3 図4 [0015] 両方とも本発明の譲受人によって所有され、ともに本願明細書において参照により援用されている、2006年6月8日に出願されたHernerらによる「Nonvolatile Memory Cell Operating by Increasing Order in Polycrystalline Semiconductor Material 」という米国特許出願第11/148,530号(特許文献4)、2004年9月29日に出願されたHernerによる「Memory Cell Comprising a Semiconductor Junction Diode Crystallized Adjacent to a Silicide 」という米国特許出願第10/954,510号(特許文献5)には、適切なシリサイドに隣接したポリシリコンの結晶がポリシリコンの特性に影響すると記述されている。コバルトシリサイドやチタンシリサイドなどのある種の金属シリサイドはシリコンと非常に近い格子構造を持っている。アモルファスまたは微少シリコン結晶がこれらのシリサイドの1つに接触して結晶化するとき、シリサイドの結晶格子は結晶成長中にテンプレートをシリコンに提供する。結果として生じるポリシリコンは非常に整然としたものとなり、欠陥が比較的少なくなる。導電率を高めるドーパントでドーピングすると、この高品質なポリシリコンは相対的に非常に高い導電性で形成される。金属酸化膜の抵抗率状態を切り換えるのに十分な電圧パルスが印加されているときに、ダイオードは抵抗率を変えないので、そのようなダイオードは望ましくはメモリセルのステアリング要素として動作する。] [0016] 対照的に、アモルファスまたは微少シリコン結晶素材が、良い格子整合を持っているシリサイドに接触せず結晶化するとき、例えば、シリコンが二酸化けい素や窒化チタンなどの、重大な格子不整合を持っている素材のみとの接触で結晶化するとき、結果として生じるポリシリコンには、ずっと多くの欠陥があり得る。そして、この方法で結晶化したドーピングされたポリシリコンは、はるかに低い導電性で形成され得る。バイアスが印加されているとき、そのようなダイオードは、抵抗率状態を切り換えることができる。この場合、ダイオードは抵抗率スイッチ要素としてもメモリセルのステアリング要素としても役目を果たすことができる。 金属酸化膜はどのような抵抗率スイッチング金属酸化膜であってもよく、ペロブスカイトのような、CaTiO3 、(Ba、Sr)TiO3 、またはNiO、Nb2 O5 、TiO2 、HfO2 、Al2 O3 、MgO、CrO2 、ZnO2 、ZrO2 、VO、またはTa2 O5 などである。本発明の好適な実施形態における金属酸化物の厚さは、望ましくは約20〜1000Åであり、より望ましくは約40〜400Å、または70〜100Åであってもよい。] [0017] メモリセルは初めは高抵抗で、低い読み出し電流状態(非プログラム状態、またはバージン(最初の、未使用の)状態と呼ばれる)で始まる。セルは高いフォワードバイアス電圧パルスによってプログラム状態、低抵抗率状態にすることができ、望ましくは製品を販売する前にセルを作る工場でできるが、電力については考慮されていない。製品はいったん販売されると、セルはその後フォワードバイアスプログラミングパルスによって他の1つ以上の状態にすることができる。非プログラム状態とプログラム状態の読み出し電流の差分はメモリセル用の「ウィンドウ」を構成する。製造ロバスト性には、このウィンドウができるだけ大きいことが望ましい。本願の発明者は以下のプログラミング法により、プログラムされたセルの読み出し電流ウィンドウと1セルあたりのビット数を増加できることを実施した。] [0018] 安定状態の間で適切な電気パルスを印加することによって、金属酸化物の抵抗率を変えることができる。好適な実施形態では、フォワードバイアスの下で金属酸化物はセットおよびリセット遷移をする。1プログラミングパルス以上を使用できる。例えば、金属酸化物を高抵抗率、非プログラム状態から低抵抗率、プログラム状態に切り換えるために、複数のフォワードバイアスパルスがセルに印加される。] [0019] 特定の理論によって拘束されることを希望せずに、酸化物の導電率が酸素欠損の動態で主に影響を受けるため、金属酸化物の導電率もしくは逆に抵抗率を変更することができる。例えば、酸化膜の表面から移動する欠損による結果、酸素欠損の部分的な減少は導電率の減少、または逆に抵抗率の増加を結果として生じることができる。不揮発性メモリセルアプリケーションにおける、金属酸化物の特性評価のより詳細な説明に関しては、例えば、その全体が参照により援用されている、Sim et al.,IEEE Electron Device Letters, 2005, 26, p. 292(非特許文献1)、Lee et al., IEEE Electron Device Letters, 2005, 26, p. 719(非特許文献2)、およびSakamoto et al., Applied Physics Letters, 2007, 91, p. 092110-1 (非特許文献3)を参照されたい。] [0020] このように、本発明の実施形態のメモリセルの識別可能なデータ状態はダイオードに直列接続している金属酸化物の抵抗率状態に対応している。メモリセルは識別可能な連続したフォワードバイアスで、識別可能なデータ状態にすることができ、望ましくは、1〜20V、より望ましくは2〜10V、およびより望ましくは3〜8Vの範囲に及んでいる。望ましくは、1つの識別可能なデータ状態と別の異なった識別可能なデータ状態でのセルを通して流れる電流は、状態の相違点が容易に検出可能であることを許可するために、少なくとも2つのうちの1つの要素で異なっている。] [0021] 好適な実施形態のいくつかの例が提供されている。しかし、これらの例が限定的であることを意図しないことが理解されるはずである。ダイオードと金属酸化物を含むメモリセルデバイスをプログラムする他の方法が本発明の範囲の中に含まれることは、当業者には明らかである。] [0022] 本発明の好適な実施形態では、多結晶半導体材料で形成されたダイオードと少なくとも1つの金属酸化物が連続的(直列)に配置される。デバイスは4つの識別可能なデータ状態を有する好適な実施形態におけるワンタイムプログラマブルマルチレベルセルとして使用される。用語「ワンタイムプログラマブル」は、セルを非−可逆的に最大4つの異なったプログラム状態にできることを意味する。] [0023] 本発明の実施形態のプログラミング法で、フォワードバイアスはセルをプログラムするのに必要である最低電圧よりもより大きな振幅でセルに印加される。図5はメモリセルアレイの一部に対するフォワードバイアスのアプリケーションを示す。例えば、セルをプログラムするのに必要である最低電圧が4Vであれば、プログラムフォワードバイアスは5またはそれ以上のボルト、8Vから12Vくらい程度、例えば10Vで選択されたセルに印加される。フォワードバイアスはセルを比較的高い抵抗率、非プログラム状態から、比較的低い抵抗率、プログラム状態へ切り換える。所望であれば、プログラミング電圧としてダイオードを破損せずに印加できる最大電圧を使用できる。] 図5 [0024] 図6は、様々な状態での2Vでのメモリセルの読み出し電流を示している確率プロットである。本発明の1つの実施形態では、一連の3つのフォワードバイアスが印加されている。最初のフォワードバイアス電流での限定的な電圧(V1→2)(すなわち、前に記述したプログラミングパルス)は、金属酸化物の抵抗率を下げて、セルの抵抗率状態を最初の状態1から2番目の状態2に変える。2番目の、より高い電流での限定的なフォワードバイアス電圧(V2→3)は、さらに酸化物の抵抗率を下げて、2番目の状態2から3番目の状態3にセルの抵抗率状態を変える。最終的に、3番目の同等な高い電流での限定的なフォワードバイアス電圧(V3→4)は、金属酸化物の抵抗率を増加させて、セルの抵抗率状態を3番目の状態3から、4番目の状態4へ変える。このように、所定の電流制限における所定の電圧で状態2を得る。そして、状態2より高い電流制限において、より高い電圧で状態3を得る。状態3より低い電圧で状態4を得るが、状態3よりも高い電流制限においてである(すなわち、状態4を得る電流制限は4つの状態の最も高い電流制限である)。異なった状態への連続した電流制限は、フォワードバイアス電圧の印加により状態2を通り過ぎることなく、状態3または4に直接移行せずに状態2が得られるのを確実にする。酸化物の4つの抵抗率状態がダイオードの状態から識別可能であり、好適な実施形態では、ダイオードはステアリング要素として使用されて、セル抵抗率の変更に最小限の効果を有する。] 図6 [0025] 最初の電気的フォワードバイアスパルス(V1→2)が印加されているとき、初期の読み出し電流は約1×10-13 から2×10-13 Aである。パルスはセルをプログラムするのに必要とされる最低電圧よりも大きな振幅をもっている。印加される電圧は約10Vである。パルス幅は約100〜約500nsecの間である。この最初の電気パルスは金属酸化物を最初の抵抗率状態1から2番目の抵抗率状態2に切り換え、2番目の抵抗率状態は最初の状態よりも低抵抗率となっている。この遷移は図6で「1→2」と標記されている。F状態の結果の読み出し電流は約2×10-6と11×10-6Aの間である。次に、2番目のフォワードバイアスパルスV2→3が印加され、V2→3はV1→2より大きく、さらに酸化物の抵抗率を下げる。セルの結果の読み出し電流は約2×10-5と10×10-5Aの間である。最終的に、3番目のフォワードバイアスパルスV3→4が印加され、V3→4はV2→3より小さく、酸化物の抵抗率を増加させる。結果の読み出し電流は約0.7×10-7と4×10-7Aの間である。] 図6 [0026] 一般に、メモリセルをプログラムするためのデバイスは、メモリセルの下、上またはメモリセルに隣接して配設された駆動回路である。回路は、モノリシックな集積化構造や、一緒にパッケージ化された、または極めて近接した状態の、または一緒にダイボンディングされた、複数の集積化デバイスを持つことができる。駆動回路の詳細な説明に関しては、例えば、本願明細書において参照により援用されている、Cleeves による米国特許出願第10/185,508号(特許文献6)、Knall による米国特許出願第09/560,626号(特許文献7)、およびGudensenらによる米国特許第6,055,180号(特許文献8)を参照されたい。] [0027] メモリセルはワンタイムプログラマブルセルであるが、また、望ましくは、書き換え可能なメモリセルとして使用できて、2つ、3つ、4つ、またはそれ以上の識別可能なデータ状態を有するものであってもよい。好適な実施形態では、金属酸化物の抵抗率はダイオードのものよりも高い。その結果、抵抗率スイッチ要素として機能する金属酸化物とステアリング要素として機能するダイオードを有するメモリセルが少なくとも2ビット/セルのメモリ容量を持つことができる。] [0028] どのような適切な方法でメモリセルを作成してもよい。例えば、その全体が参照により援用されている、2005年5月9日に出願された米国特許出願第11/125,939号(Hernerらによる米国公開特許出願第2006/0250836号に対応)(特許文献9)と2006年3月31日に出願された米国特許出願第11/395,995号(Hernerらによる米国公開特許出願第2006/0250837号に対応)(特許文献10)に記載されている方法を使用してもよい。] [0029] 図2に示された前述したメモリセルは、1つのメモリレベルデバイス内に配設されてもよい。所望であれば、モノリシックな三次元メモリアレイを形成するために最初のメモリレベル上に追加のメモリレベルを形成することができる。いくつかの実施形態では、メモリレベル間で導体を共有できる。すなわち、図2に示された頂部導体100は、次のメモリレベルの基底導体としての役目を果たすことになる。他の実施形態では、レベル間誘電体(図示せず)は最初のメモリレベル上に形成され、その表面は平坦化され、そして、共有された導体なしで、第2のメモリレベルの構造がこの平坦化されたレベル間誘電体上から始まる。] 図2 [0030] モノリシックな三次元メモリアレイは複数のメモリレベルが、介在する基板なしで、ウエハ等の単一基板上に形成されるものである。1つのメモリレベルを形成するレイヤ群は、既設のレベルまたはレベル群のレイヤ上に直接に成膜されるか、または成長させられる。対照的に、スタックメモリは、Leedy による「Three Dimensional Structure Memory」という米国特許第5,915,167号にあるように、個別の基板上にメモリレベルを形成し、お互いの頂部に付着させて構成したものである。ボンディングの前に基板を薄くするか、またはメモリレベルから取り除くことができるが、メモリレベルが初めは別々の基板上に形成されるので、そのようなメモリは真のモノリシックな三次元メモリアレイではない。 基板上に形成されたモノリシックな三次元メモリアレイは、少なくとも最初の高さで基板上に形成された最初のメモリレベルと、最初の高さと異なる2番目の高さで形成された第2のメモリレベルとを含む。3、4、8、またはそのような多階層アレイのどんな数のメモリレベルでも実際に基板上に形成できる。] [0031] 前述した詳細な説明は本発明が実施可能な多数の形式の中の幾つかだけを記述している。このような理由で、この詳細な説明は実施形態を示すことを意図するものであり、限定を意図するものではない。本発明の範囲を定義することを意図するのは、すべての等価物を含めて、添付の特許請求の範囲だけである。]
权利要求:
請求項1 不揮発性メモリセルをプログラムする方法であって、少なくとも1つの金属酸化物と直列接続したダイオードを含む不揮発性メモリセルを準備するステップと、金属酸化物の抵抗率状態を最初の状態から2番目の状態に変えるために最初のフォワードバイアスを印加するステップと、金属酸化物の抵抗率状態を2番目の状態から3番目の状態に変えるために2番目のフォワードバイアスを印加するステップと、金属酸化物の抵抗率状態を3番目の状態から4番目の状態に変えるために3番目のフォワードバイアスを印加するステップと、を含み、4番目の抵抗率状態は3番目の抵抗率状態より高く、3番目の抵抗率状態は2番目の抵抗率状態より低く、2番目の抵抗率状態は最初の抵抗率状態より低い方法。 請求項2 請求項1記載の方法であって、ダイオードはステアリング要素を含み、金属酸化物は抵抗率スイッチ要素を含む方法。 請求項3 請求項1記載の方法であって、不揮発性メモリセルはワンタイムプログラマブルセルであり、ダイオードはpinポリシリコンダイオードを含む方法。 請求項4 請求項1記載の方法であって、金属酸化物は、ペロブスカイト、NiO、Nb2 O5 、TiO2 、HfO2 、Al2 O3 、MgO、CrO2 、ZnO2 、ZrO2 、VO、またはTa2 O5 を含む方法。 請求項5 請求項4記載の方法であって、金属酸化物は、CaTiO3 または(Ba、Sr)TiO3 を含むペロブスカイトである方法。 請求項6 請求項1記載の方法であって、金属酸化物は、ダイオードよりも高い抵抗率を有するものである方法。 請求項7 請求項1記載の方法であって、金属酸化物の厚みは、約20〜約1000Åである方法。 請求項8 請求項1記載の方法であって、金属酸化物の厚みは、約40〜約400Åである方法。 請求項9 請求項1記載の方法であって、メモリセルは、不揮発性メモリセルのモノリシックな三次元アレイの一部から成る方法。 請求項10 請求項1記載の方法であって、最初のフォワードバイアスは、2番目のフォワードバイアスより小さい方法。 請求項11 請求項1記載の方法であって、2番目のフォワードバイアスは、3番目のフォワードバイアスより大きい方法。 請求項12 請求項1記載の方法であって、2番目のフォワードバイアスは、最初のまたは3番目のフォワードバイアスより大きく、2番目のフォワードバイアスは、最初のフォワードバイアスより高い電流制限で印加され、3番目のフォワードバイアスは、2番目のフォワードバイアスより高い電流制限で印加される方法。 請求項13 請求項1記載の方法であって、4番目の抵抗率状態は、最初と2番目の抵抗率状態の間の中間である方法。 請求項14 請求項1記載の方法であって、最初、2番目、および3番目のフォワードバイアス範囲は、1〜20Vである方法。 請求項15 請求項1記載の方法であって、最初、2番目、および3番目のフォワードバイアス範囲は、2〜10Vである方法。 請求項16 請求項1記載の方法であって、最初、2番目、および3番目のフォワードバイアス範囲は、3〜8Vである方法。 請求項17 デバイスであって、金属酸化物抵抗率スイッチ要素と直列接続したダイオードステアリング要素を含む、少なくとも1つの不揮発性メモリセルと、金属酸化物の抵抗率状態を最初の状態から2番目の状態に変えるために最初のフォワードバイアスを印加し、金属酸化物の抵抗率状態を2番目の状態から3番目の状態に変えるために2番目のフォワードバイアスを印加し、金属酸化物の抵抗率状態を3番目の状態から4番目の状態に変えるために3番目のフォワードバイアスを印加し、少なくとも1つの不揮発性メモリセルをプログラムする手段であって、これにより、4番目の抵抗率状態が3番目の抵抗率状態より高く、3番目の抵抗率状態が2番目の抵抗率状態より低く、3番目の抵抗率状態は最初の抵抗率状態より低くなる、プログラムする手段と、を備えるデバイス。 請求項18 請求項17記載のデバイスであって、金属酸化物は、ダイオードよりも高い抵抗率を有するものであり、プログラムする手段は、駆動回路を含むデバイス。 請求項19 請求項17記載のデバイスであって、不揮発性メモリセルのモノリシックな三次元アレイを含むデバイス。 請求項20 請求項17記載のデバイスであって、メモリセルは、ワンタイムプログラマブルセルであり、ダイオードは、pinポリシリコンダイオードを含み、金属酸化物は、ペロブスカイト、NiO、Nb2 O5 、TiO2 、HfO2 、Al2 O3 、MgO、CrO2 、ZnO2 、ZrO2 、VO、またはTa2 O5 を含むデバイス。
类似技术:
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